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【シリーズ用語解説⑪】影響度予測調査

影響度予測調査とは

影響度予測調査とは、競合店の出店で自店の売上にどれだけ影響が出るかを予測する調査のことです。グリーンスタンプでは長年に渡り全国で調査を行ってきた専門のスタッフが、様々な要因を考慮した上で競合出店後3か月経過時の売上を予測いたします。

影響度予測調査とは

影響度予測調査・活用の流れ

競合調査の実施

影響度予測算出のため、まず店舗所在地や売場面積、駐車台数・レジ台数などの競合調査を行います。調査は基本的に机上分析であるため、更に詳しい分析を行うためには現地調査が別途必要となります。

 

影響度予測報告書を作成

競合調査をもとに、自店・競合店の前提条件(所在地・駐車台数・営業時間・取扱商品など)や影響度予測結果として現状の月商・出店後の推定月商・影響額などをまとめた報告書を作成。商圏全体への影響額だけでなく自店からの距離や競合・阻害要因を加味して細かく分けられた各エリアの影響額も算出するため、競合対策におけるエリア対策の立案や効果検証にも活用できます。

 

影響度予測などをもとに売上目標・競合対策を決定

競合対策では、出店前にいかに売上傾向を上向きに出来るかが重要です。そこで影響度予測を活用し、出店前にどれだけ売上を上げれば影響を抑えられるのかといった売上目標を立てます。また毎月のカードレポートや自店・競合店の価格調査、お客様アンケートなどで現状を把握し、売上目標達成に向けて販促企画や商品・売場・従業員力の向上策を組み立てていきます。

 

▼影響度予測を活用した競合対策事例はこちら

【自店の強みを生かし出店後も売上維持!】競合対策強化事例~前編~

影響度予測調査・活用の流れ

影響度予測の考え方

では影響度予測はどのように算出するのでしょうか?まずは店舗規模や取扱品目数、店舗間距離や地理的要因・阻害要因(道路・河川・鉄道)等を考慮して商圏を設定する必要があります。画像のマップ例の場合、店舗から2kmの範囲で円形に商圏が設定されていますが、左下部分が凹んでいます。これは大型ショッピングモールが立地しているため、モール以南・以西からの集客は見込めないものとしているのです。そして商圏内を方角や距離でエリアごとに分割し、各エリアの世帯数や最終占拠率・月間消費額から売上を算出して合計したものが店舗の売上予測となります。

 

ちなみに最終占拠率とは商品占拠率と距離占拠率から算出される自店のシェアのことで、商品占拠率は自店と競合店の商品力を比較した時のシェア、距離占拠率は心理的・物理的な距離を比較したときのシェアを指します。

 

このようにグリーンスタンプではカードデータ分析の経験やハフモデルなどをもとに独自の分析手法を確立し、その正確性を評価いただいています。また競合出店時だけでなく、自社が出店する際の売上予測調査も行っていますのでぜひご活用をご検討ください。

影響度予測の考え方

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