【お客様の視線や動きを味方に!】買上点数アップ 売り場づくりの秘訣
売り場づくり・商品の差別化による買上点数アップ
これまでも店舗サポートスタッフによる買上点数アップ事例として、客動線を意識したレイアウトやダイナミックな売り場づくり・商品の演出といった取り組みをご紹介してきました。今回はお客様の視線や心理を意識した売り場づくりや、競合にはない商品で差別化を図った事例をご紹介いたします。ぜひ過去の記事とあわせてご参考までにお読みください。
▼これまでの買上点数アップ 売り場事例記事はこちら
【店舗サポートスタッフ直伝】「あと1点」を買っていただくために~前編~
【店舗サポートスタッフ直伝】「あと1点」を買っていただくために~後編~

お客様の視線・動き・心理を味方にする
売り場づくりにおいてお客様の購買意欲を高めたり商品を効率的に売るためには、お客様の視線や動き・心理を意識した陳列が重要となります。
例えばF社では野菜の価格高騰により需要が高まっている冷凍野菜の陳列場所を棚から平台ケースに変更し、お客様が手に取りやすいよう工夫しました。その結果、冷凍野菜の買上点数は122%、特に冷凍ブロッコリーは約400%(実施前比)と大きく伸長。価格を下げずに売上・利益増に繋がる結果となりました。
H社では視線誘導の法則である「Zの法則」を利用し商品の並び順を変更。Zの法則とは、チラシやポスター等を見る際に人の視線がZ字を描くように動く法則です。また多くのお客様は左手でカゴを持ち右手で商品を取るため、右側に売りたい商品・売れる商品を置くことが重要です。この特性を利用し、左から右にかけてプライスを上げていく陳列に変更。こうすることで単価の高い商品に目が留まりやすくなり、買上点数は120%(実施前比)と大きく伸長しました。

競合にない自店の良さを活かす
また競合にない商品=価格競争のない商品を訴求し、競合との差別化や商品の継続購入を図ることも重要です。
例えば九州のY社ではお客様に出身の都道府県を伺い、その出身地の名物を取り寄せる企画を実施。レジ付近に日本地図を掲示して出身地をシールで貼っていただき、用紙に出身地の名物を記入のうえサービスカウンターに提出いただいたお客様には粗品をプレゼントしました。聞き取りの結果、北海道出身のお客様・従業員がいたため甘納豆・ホタテ・昆布のおやつなど北海道ならではの商品を展開し大好評となりました。
北海道のH社では広島からの移住者が多いことを受け、レモンフェアなど広島県の商品コーナーを設置。その他にも空港や道の駅などで売れている地元商品を紹介しました。様々な地域フェアがSM各社で実施されていますが、このように住んでいる地域や出身地といったお客様にゆかりのある地域に焦点を当てることで、より競合との差別化・買上点数アップに繋げることが出来ます。
グリーンスタンプではこのように、店舗サポートスタッフの様々な経験・知見を活かし現場に入り込んだ売り場サポートをしております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
