【GSニュース530号】魚喫食の実態調査~魚を「食べる」・「調理する」・「購入する」~
今回のGSニュースのテーマは「魚」です。今回の調査結果では、魚料理が好きと回答した方は9割以上いましたが、一方で喫食頻度は「週の半分以下」という回答が多くを占めました。「骨がある」という「食べるときのわずらわしさ」や「価格が高い」・「調理が面倒」などの「購入・調理のハードルの高さ」が、魚の苦手な部分だと感じる方が多く、喫食の割合が高まらない要因の一部だと考えられます。
魚を「調理する」
年配の世代の方が魚を「よく・時々」調理する割合が高い結果でした。そして、6割程度の方が魚を調理することに苦手意識を持っているようです。苦手な理由として全体で最も回答割合が高かったのは「下処理が面倒」です。30代以下の結果は、下処理が「面倒」よりも「できない」割合の方が高く、「調理に時間がかかる」点も全体の20ポイント以上高いという特徴があります。
魚を「購入する」
スーパーでは「刺身」を購入する方が最も多く全体の8割、続いて「加工済みの切り身」が7割という結果でした。「干物」は上の世代ほど購入割合が高まる傾向があります。世代別の購入割合が高い商品形態ランキングから、30代以下は「半調理品」が3位にランクインしており、調理の手間のかからない商品への関心が他の年代よりも高そうです。
お客様の声から、スーパーの魚販売に対しては、「保存しやすさ」や「調理」しやすさなど、面倒なイメージのある魚を「手軽」に扱うことができるような販売方法にニーズがあることがうかがえます。また、魚について分からないことが多いと感じているお客様も多くいらっしゃるようです。対面販売や下処理サービスなどの接客サービス、POPや調理例などの告知物に力を入れることで「身近で一番魚が買いやすいお店」を目指してみると、お客様からの信頼感がアップし、お店のFANを増やす結果に繋がるかもしれません。
詳しい内容は添付のPDFをご覧ください。